02.「お菓子のネット購入」に関するアンケート

お菓子のネット購入では、「個人用」の購入>「ギフト用」の購入、「洋菓子」>「和菓子」の結果に。購入途中で意欲が低下するケースもあり、消費者のニーズを踏まえたサイト構築が必要。
購入する用途では、「個人用」が「ギフト用」を大きく上回る結果となりました。
購入するお菓子では、個人用・ギフト用いずれの場合でも、「洋菓子」が「和菓子」を圧倒しています。購入する基準では、知らないお菓子よりも、食べたことがあるものを選ぶことが判明。また、ギフト用の「のし」サービスについては4割のニーズがありました。
ますます規模の広がるネット購入ですが、購入途中で意欲が落ちるケースもあり、今後はより魅力的なサイト構築が求められます。
回答者数:5071人
実施期間:2011年10月21日~2011年11月14日
【Q1】ネットでお菓子を購入する機会は、個人用が多いですか?ギフト用が多いですか?(購入回数比較)

お菓子のネット購入、個人用がギフト用の2倍以上に。
1位「ネットでお菓子を購入しない」が半数近くを占めており、ネット購入はまだまだ拡大の余地が伺えます。2位は「個人用」で30.2%。3位の「ギフト用」(14%)に比べ、2倍以上の結果となりました。ネットは店頭と違い、商品を直接見ながら吟味することができないので、ギフトで贈るには難しい場合があります。そのため、「個人用」の購入が多くなっていると推測されます。
【Q2】ネットでお菓子を購入する方のみお答えください。 ネットで個人用にお菓子を購入する機会は、和菓子が多いですか?洋菓子が多いですか?(購入回数比較)

お菓子のネット購入(個人用)では、洋菓子が圧倒的な人気。
1位「洋菓子」が6割以上を占め、圧倒的な人気です。一方、「和菓子」は4位で7.7%。回答数は「洋菓子」の2割にも満たず、大きく差が開きました。ネット購入層はシニア層よりも若年層が多く、一般的に「和菓子」よりも「洋菓子」を好む傾向にあります。こうした層の嗜好を踏まえ、大手通販サイトではネット限定の洋菓子が次々と販売されています。そのため、「洋菓子」人気が高くなっていると考えられます。
【Q3】ネットで「ギフト用」にお菓子を購入する方のみお答えください。 ネットで「ギフト用」にお菓子を購入する機会は、和菓子が多いですか?洋菓子が多いですか?

お菓子のネット購入(ギフト用)でも、洋菓子の人気が高い。
【Q2】(お菓子のネット購入(個人用))と同様、1位の「洋菓子」が6割近くを占めています。【Q2】と異なる点は、「洋菓子」と「和菓子」の差の開き具合です。【Q2】で「和菓子」の回答数が「洋菓子」の2割未満であったのに対し、今回の質問では「洋菓子」の3割未満と、その差が縮まる結果になりました。今回はギフト用のため、先様に配慮した商品が求められます。そのため、定番ギフトの多い「和菓子」需要の増加につながったと推測されます。
【Q4】ネットで「ギフト用」にお菓子を購入する方のみお答えください。 ネットで「ギフト用」にお菓子を購入する場合、自分が食べた事があるお菓子を購入する事が多いですか?食べた事がないお菓子を購入する事が多いですか?

お菓子をギフト用にネット購入する場合、知っているお菓子を選ぶ人が多い。
1位は「自分が食べた事があるお菓子を購入する事が多い」(45.8%)で、2位「自分が食べた事がないお菓子を購入する事が多い」(34.9%)を上回る結果になりました。先様に喜んでいただくため、自分の知らない商品よりも、美味しさを分かっている商品を贈る志向が高いのでしょう。自分の好きなお菓子をお裾分けしたい、美味しさを分かち合いたいといった意識が働いていることも伺えます。
【Q5】ネットで「和菓子」を購入する方のみお答えください。 ネットでギフト用に「和菓子」を購入する場合、「のし」サービスを利用されますか?

和菓子をギフト用にネット購入する場合、「のし」サービス利用意向は約4割。
1位「利用しない」と2位「あまり利用しない~」の合計から、6割弱が「のし」サービスの利用に消極的です。ギフトのカジュアル化により、儀礼的な要素が重視されなくなったのでしょう。一方、3位「時々利用する~」と4位「よく利用する」の合計から、4割弱は2回に1回以上「のし」サービスを利用することが分かります。半数以下とはいえ、需要は確実に存在するため、ネットでも同サービスの設置は必要だといえます。
【Q6】ネットでお菓子を購入する方のみお答えください。 ネットでお菓子を購入している時、購入意欲が途中でなくなってしまう事がありますか? (お菓子サイト限定としてお答えください。)

ネットでお菓子を購入する途中で、約4割が購入意欲低下を経験。
2位「時々ある」と4位「よくある」の合計から、約4割がネットで購入作業を進める途中で、意欲の低下を経験したことが分かります。店頭のように、美味しそうな商品を直接見られず、また、店員とのコミュニケーションもないため、場合によっては購入意欲が薄れてしまうのかもしれません。お客さまの離反を防ぎ、確実に購入していただくためにも、分かりやすく、魅力的なサイト構築が求められます。
属性に関するデータ
- 男女比
- 女性: 1980人(39.0%)
- 男性: 3091人(61.0%)
- 年代比
- 10未満: 10人(0.2%)
- 10代: 304人(6.0%)
- 20代: 1095人(21.6%)
- 30代: 1640人(32.3%)
- 40代: 1428人(28.2%)
- 50代: 495人(9.8%)
- 60代: 96人(1.9%)
- 70代: 3人(0.1%)
- 婚姻比
- 未婚: 2490人(49.1%)
- 既婚: 2581人(50.9%)
- 職業比
- 会社員: 2094人(41.3%)
- 主婦: 1145人(22.6%)
- 学生: 489人(9.6%)
- 無職: 264人(5.2%)
- 自営業: 219人(4.3%)
- 公務員: 151人(3.0%)
- その他: 709人(14.0%)
- 地域比
- 東京都: 778人(15.3%)
- 神奈川県: 529人(10.4%)
- 埼玉県: 424人(8.4%)
- 福岡県: 400人(7.9%)
- 岡山県: 395人(7.8%)
- 千葉県: 348人(6.9%)
- 愛知県: 324人(6.4%)
- 大阪府: 274人(5.4%)
- 北海道: 166人(3.3%)
- その他: 1433人(28.3%)