沿革 - 第一紙行の軌跡｜株式会社第一紙行

1946年

京都・室町高辻に創業

明治41年、滋賀県生まれ。大阪船場の繊維商社で商才を身につけ、中国・天津に営業所長として赴任。終戦後、京都・高辻の地にて「第一紙行」を創業。終始一貫して「紙＋付加価値（企画・デザイン）」にこだわり、生産設備を持たないユニークな事業を発展させた。義理堅く人間味あふれる人柄で、チェーンストア勃興期には「商売の指南役」として顧客経営者の信望も厚かった
1949年（10月）

株式会社第一紙行に改組

資本金100万円で株式会社に。文具や呉服店向けだけでなく、一般小売店向けの包装や商品箱の販売を開始。京都ならではのデザインとアイデアで、全国に販路を拡大。「あなたの企画室」がキャッチフレーズ。
まだまだ新聞紙で商品を包むのが主流だった時代に「商品を包むのは娘を嫁に出すのと一緒。心を込めてデザインしたもので包みましょう」と、傳蔵は顧客に語ったという。その精神は今日にも引き継がれている。

1952年

デザイナー採用開始

当初、染色の図案職人さんにデザインを頼んでいたが、自社内にデザイナーをおいて差別化を図った。1956年、女性デザイナー第一号が誕生。
1955年

「4色カラーチラシ」による
販売促進ノウハウを確立

デパートの開店キャンペーンチラシが大成功。これを機に「販売促進」分野への進出を決め、「流通革命」の波にも乗って一気に顧客を増やした。この頃、日本初の「写真製版」と「写植」を使った「4 色カラー商品チラシ」のノウハウを確立。
1969年

古関裕而先生、作曲による社歌ができる。

日本コロンビアより
1979年

経営理念「 HUMAN 」策定

「流通業のシンクタンクを志向する」が当時の企業スローガン。

売るための販促から
「共感」による顧客創造へ

1980年代〜

「菓子店」繁栄のためのブランディングを先駆けて推進

京都本社にP.C. 課（パッケージ＆クリエイティブ課）を設置。「お店ごと包む」をコンセプトに、今でいう「ブランディング手法」を取り入れ、多くの菓子店の繁栄に貢献した。
1982年

ギフトラッピングブランド「BLOOMING SPOT」の開発・販売

アンテナショップを京都藤井大丸にオープン。全国の百貨店等で売場展開し、「ギフトショー」にも出展。
1989年

「第21回全国菓子大博覧会（松江市）」

第16回（秋田）、第20回（東京）、第22回（金沢）、第23回（盛岡）に出展。

「世界デザイン博、世界デザイン会議（名古屋市）」協賛
1990年～1999年

クリエイティブ関係各賞受賞

Made in KYOTO京都デザイン優品
全国カレンダー展日本商工会議所会頭賞
JR東日本ポスターグランプリ
世界パッケージコンテストワールドスター賞など　
1990年

ライフデザイン研究所開設

バブル最盛の頃、「使い捨て消費・刺激優先の販促」に疑問を呈し、「愛着を生むロングライフデザイン」「共感のコミュニケーション」を会社の目指すポリシーに掲げた。
1991年

デザイナー松永真氏による現CI・ロゴマークを導入

アウター、インナーのCI活動を展開。
1997年

全社のデザイナー、DTP部門にMac導入

全社を高速画像ネットワークでつなぐ「制作センター（DTP）」設置
オリジナルカレンダー開発・販売

日本ならではの美意識に現代の感性をクロスさせた新ブランドにリニューアル。
2001年（9月19日）

民事再生手続を申請

米国「9.11 テロ」の3 日後、最大の得意先であった㈱マイカルが経営破綻。その余波を受け、9 月19 日に民事再生手続を申請。幸いにも多くのお客様・仕入先様の応援と金融機関の支援を受け、2005年に再生手続終結。スポンサーなしの自主再建を果たし、財務体質も抜本的に改善した。

社会と顧客に貢献する
価値ある企業へ

2001年

「焼酎ルネッサンス」プロジェクトに参画

九州支店と三井物産がタッグを組み、「焼酎ルネッサンス」プロジェクトを展開。
2010年

サッカーW杯南アフリカ大会　FIFA公式日本酒プロモーションに参画

ラベル・パッケージ・プレミアムグッズなど、トータルデザインに関わる
2011年

事業戦略「ブランディング＆プロモーション」

食・菓子・酒・観光に業種特化し、中堅・中小企業の「リ・ブランディング」をワンストップでサポートする体制を強化。
2016年

創業70周年記念イベント

京都ホテルオークラにて開催。優れた業績を顕彰する「SHICO大賞アワード」を実施。