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おやゆびアンケート

最新の一般消費者の心理と行動を探ることができる生活者調査「おやゆびアンケート」(WEB会員登録数50万人)です。オリジナルアンケートのご相談も承ります。※「おやゆびアンケート」についての転載・複製等による利用をご希望の場合、当社にご連絡の上、許諾を得ていただきますようお願いいたします。

07.「防災食(非常食)」に関するアンケート

回答者全体で半数以上が自宅に防災食(非常食)をストックしていることが分かりました。 ストックしている食材については「ペットボトル飲料」や「インスタント食品(ラーメンなど)」、ストックしている防災食を選んだ理由については、「普段から食べ慣れているから」が多数を占める結果となりました。

ストックしている防災食を食べてみたことがあるかという問いに対して、「はい(食べてみたことがある)」と回答した人は6割を超える結果に。(65.0%)試食した理由について伺うアンケートでは、約4割(38.1%)が「どんな味か興味があるから」と回答。不安な災害時に備えて防災食の味や品質を事前に確かめ、安心して食べられる防災食をストックしたいというニーズが高いことが分かりました。

回答者数:1682人
実施期間:2014年3月18日~2014年3月28日


【Q1】今、自宅に防災食(非常食)をストックしていますか?防災食にもなる食品を普段生活のために購入しているケースは除きます。

【Q1】今、自宅に防災食(非常食)をストックしていますか?防災食にもなる食品を普段生活のために購入しているケースは除きます。

 回答者の半数以上が防災食(非常食)をストックしている。

防災食(非常食)をストックしているか否かの問いに対しては、全体の半数以上である51%がストックしているという結果でした。
(※)東日本大震災をうけて防災意識の高まりが伺えます。

【Q2】災害発生後、組織的に救助活動が行われるのは72時間後(3日間)といわれ、その3日間を生存する対策が求められています。今ストックしている防災食は、3日間分、かつ、家族の人数分を用意されていますか?

【Q2】災害発生後、組織的に救助活動が行われるのは72時間後(3日間)といわれ、その3日間を生存する対策が求められています。今ストックしている防災食は、3日間分、かつ、家族の人数分を用意されていますか?

 「十分に用意できている」のは回答者のわずか1割。

災害時に必要とされる3日間分の防災食(非常食)を家族の人数分「十分に用意している」と答えた回答者は、全体の約1割(12%)。対策に対する意識はあるものの、実際に必要とされる対策レベルに達していない人が多いという状況が判明しました。

【Q3】どのような防災食(非常食)をストックしていますか?当てはまるものをお選びください。防災食にもなる食品を、普段の生活のために購入しているケースは除きます。(例:ペットボトルの飲料水、インスタント食品(ラーメンなど)、(賞味期限の長い)お菓子など)

【Q3】どのような防災食(非常食)をストックしていますか?当てはまるものをお選びください。防災食にもなる食品を、普段の生活のために購入しているケースは除きます。(例:ペットボトルの飲料水、インスタント食品(ラーメンなど)、(賞味期限の長い)お菓子など)

 ストックしている防災食(非常食)の上位は「ペットボトル飲料」、「レトルト食品」「缶詰」など。

最も回答が多かったのは「ペットボトル飲料」でした。生存するうえで欠かせない「飲料水」としてだけではなく、断水時の洗濯やトイレ排水など用途の幅広さからニーズが高いと推測されます。また、「インスタント食品」や「レトルト食品」は「日常食」としても食べ慣れているため、不安な災害時に安心して食べられる防災食として、多くの家庭で常備されていると推測できます。

【Q4】今ストックしている防災食(非常食)について、何故その防災食(非常食)を選ばれたのか、理由をお答えください。

【Q4】今ストックしている防災食(非常食)について、何故その防災食(非常食)を選ばれたのか、理由をお答えください。

 1位は「普段から食べ慣れているから」2位に「防災食(非常食)の定番だから」3位に「まとめ買いできるから」が続く。

1位は「普段食べ慣れているから」。不安な災害時に、普段から食べ慣れていて安心感のある食品を求める人が多いと推測されます。2位「防災食(非常食)の定番だから」3位「まとめ買いできるから」も回答者の半数以上が回答。東日本大震災後の防災意識の高まりから、賞味期限の長い定番商品をまとめ買いし、ストックしようと考える家庭が多いことが伺えます。 一方、ストックしていないと答えた人にその理由について伺うアンケートでは、「購入費用を抑えたい」「備蓄が面倒だから」といった回答が多数ありました。気軽に購入できて備蓄しやすい防災食やストックの方法を訴求することで、関連商品の売り込みが狙えるかもしれません。

【Q5】ストックしている防災食(非常食)を一度でも食べてみたことはありますか?※飲料のペットボトルやインスタント食品(ラーメンなど)など、日常でも食べることのある食品は除きます。

【Q5】ストックしている防災食(非常食)を一度でも食べてみたことはありますか?※飲料のペットボトルやインスタント食品(ラーメンなど)など、日常でも食べることのある食品は除きます。

 6割以上がストックしている防災食(非常食)を「食べたことがある」と回答。

ストックしている防災食を食べてみたことがあるかという問いに対し、回答者の6割以上(65.0%)が「はい(食べてみたことがある)」と回答。試食した理由について伺うアンケートでは、約4割(38.1%)が「どんな味か興味があるから」と回答。普段口にする機会が少ない防災食の味や品質を災害時に備えて事前に確かめておきたいニーズが高いことが伺えます。

属性に関するデータ

男女比
男性: 663人(43%)
女性: 875人(57%)
年代比
10代: 18人(1%)
20代: 179人(12%)
30代: 392人(25%)
40代: 577人(38%)
50代: 294人(19%)
60代: 70人(5%)
70代: 7人(-%)
婚姻比
未婚: 749人(49%)
既婚: 789人(51%)
職業比
会社員: 708人(46%)
主婦: 267人(17%)
無職: 111人(7%)
自営業: 102人(3%)
学生: 42人(2%)
公務員: 50人(3%)
その他: 258人(17%)
地域比
東京都: 271人(18%)
神奈川県: 147人(10%)
岡山県: 122人(8%)
埼玉県: 125人(8%)
福岡県: 92人(6%)
愛知県: 88人(6%)
大阪府: 89人(6%)
千葉県: 93人(6%)
宮崎県: 59人(4%)
その他: 452人(29%)