ヒアリングと意見交換からはじまるパンフレット制作
制作は必ずヒアリングからはじまります。ただ商品を選んでもらうカタログではなく、四十萬谷本舗様からお客様へ想いを伝えるタッチポイントとして機能するよう、「今、四十萬谷本舗様が伝えたいこと」をマーケティング情報も踏まえながら聞き取り、プランナー・デザイナーとのチームで企画を練り上げていきます。
また、パンフレットにおいて特に重要なのはビジュアルです。表紙や新商品のページでは、商品の魅力や込められた想いなどがビジュアルでも伝わるよう、プロの視点と生活者の目線の両軸で検討します。企画をしっかりと擦り合わせたあとは、制作そのものはデザイナーに任せることになりますが、メッセージがぶれないよう注視しつつ、製造を手配していきます。


パンフレット制作を通じて「ブランド」が深まる
しっかりと意見交換を重ねながら「四十萬谷本舗らしさ」を一緒に探っていくことで、パンフレットの制作過程そのものがブランディングとなります。毎年どんなものが送られてくるか楽しみにしているお客様もいらっしゃるとのことで、その信頼や期待に応えられるよう、「らしさ」を守りつつも文章・ビジュアルはアップデートを図っています。
また、紙媒体のDMは、メールに比べると開封率が高いというデータがあります。実際、パンフレット送付後に、電話やFAXのみならずECの注文も増加するそうです。
さらに、四十萬谷本舗様のことを深く知ることは、パンフレット制作以外の仕事にも活かすことができます。駅店舗向けにデザインしたおにぎり型パッケージは、お客様からも好評で、売上増につながりました。
土地に根差したファンづくりと価値創造
発酵食品の機能的価値が注目されていますが、四十萬谷本舗様の場合、伝統食品「かぶら寿し」をはじめ、発酵食品と土地の歴史・ストーリーなど、情緒的な価値も強みです。土地に根差した企業だからこそできるファンづくりを進めていきます。
また、四十萬谷本舗様は老舗でありながら、新しい取り組みに積極的にチャレンジされている企業。受け継いできた伝統を守りつつも、変化する時代へ適応していくことで「地方産品」としての新しい価値創造や、地域活性へつなげていければと考えています。
