01.いつの間にか絡まって
様々な商品やサービスをお客様に提供していると、一貫性がなくなってしまう事があります。
それが、お客様に伝えたい価値が伝わらなくなってしまう原因となります。
ちょうど『糸でんわ』の糸が絡まってしまうかのように。
ブランディングの必要性は感じていても、どのような視点や順序で構築すればいいのか分からないといった方が、多くいらっしゃいます。ここでは『糸でんわ』を例に、ブランディングの考え方について優しくお話しいたします。
様々な商品やサービスをお客様に提供していると、一貫性がなくなってしまう事があります。
それが、お客様に伝えたい価値が伝わらなくなってしまう原因となります。
ちょうど『糸でんわ』の糸が絡まってしまうかのように。
この絡まった糸を丁寧に解いていかなければなりません。
闇雲に糸を引っ張っても絡まりを解くことはできません。
先ずは、どのように絡まっているかを把握することが重要です。
これは、ブランディング・プロセスの「リサーチ」に該当するところです。
絡まりの状況が把握できたら、どのような方法で絡まりを解いていくか決めていきます。
「やる事」「やらない事」を明言化していくのです。
明言化された内容は社内でも周知、共有されなければなりません。
これはブランディング・プロセスの「プラン」に該当するところです。
絡まりが解けたら糸をピンと張ります。
そうしないと『糸でんわ』は言葉を伝えることができません。
ここでは、商品やパッケージ、または、サービスを構築したり修正したりします。
糸をピンと張るように、一貫性があり魅力が感じられるものが求められます。
これは、ブランディング・プロセスの「プロダクション」に該当するところです。
これで商品やサービスの価値を伝えていく準備が整いました。
これから伝えていくべき価値を継続的に発信していきます。
これは、ブランディング・プロセスの「プロモーション」に該当するところです。
お客様への情報発信だけを考えがちですが、価値を発信する主体は社内のスタッフですので、社内の認識の統一も重要です。
最後に、伝えるべき価値が正しく伝わっているかを継続的に確認していかなければなりません。
ブランドが長く愛されるためには、継続的な検証や分析、改善の運用サイクルが必要なのです。
「リサーチ」「プラン」「プロダクション」「プロモーション」のサイクルを継続的に行っていくことで周知と売り上げの拡大を目指していきます。
この一連のサイクルをブランディング・プロセスでは「マネジメント」と呼んでいます。
ブランディングがうまくいかない事の多くは、「リサーチ」や「プラン」のない、思いつきの「ものづくりやサービスづくり」が原因です。
また、継続的な運用サイクルである「マネジメント」が、うまくできていない場合もあります。
私たちは、ブランディングにおける「リサーチ」「プラン」「プロダクション」「プロモーショ」と、一連の実施サイクルである「マネジメント」を意味する「R.P.P.Pブランドマネジメントサイクル」を元に、お客様に御社が伝えたい商品やサービスがちゃんと伝わるブランディングをご提供いたします。